ここ1週間塀の内側で生活していた。
退職前の休暇も最終局面を迎えており、特に具体的な理由はないが、最後は早く帰ってこいということで早めに帰ってきた。
諸事情があり、いつも提供される食事はなし、自分で用意する。
もちろん気軽に外出できないので、基本的にはインスタント麺か、外出できたときにいく近くのカツ丼屋だ。
なんとも不摂生な生活である。
それに加えて、数ヶ月、生活する大舎を離れていたので、自分の生活スペースは埃まみれだった。
また、この休みといいつつ、休めない縛りのある生活がストレスなのか、眠ることがほとんどできなかった。
ここ数日は1日3時間ほどが平均だった。
案の定、栄養不足もあってか、帰って間も無く、僕は体調を崩した。
食事も喉を通らない、というかお腹も空かなくなった。頑張ってゼリー等を摂取し、栄養を摂る。
医者に診てもらったところ、免疫力が低下して体調を崩してるとの診断を得た。
そんな1週間を過ごした。
そして、本日をもって現職を退職する。
この生活とはもうおさらばだ。
いかに実家での生活や、一人暮らしの生活が幸せなのかを感じた塀の内側の2年間であった。
決してよい生活だったとは言えないが、この先の人生、この経験があるから物事を相対的に幸せに見れると思ったら価値のある時間だったのかもしれない。
劣悪な環境での生活はそれなりに耐性もついた。
辞める際、僕のことを応援してくれる人も一定数いると気づいた。みんな握手をしてくれる。
パワハラ等の人間関係で悩みを抱えての退職であったが、今はもう、悪い方に目を向けるのではなく、そういう応援してくれる人のため、自分のために頑張りたい。
このまま僕は突き進む。
Hasta la vista, baby