自分の強みとはなんだろうか。
よく面接で聞かれる質問だ。
でも、いざ聞かれるとパッとは浮かばない。
そこでしばらく考えてみる。
そして、上がってきた答えは、
「探究心」と「忍耐力」だった。
まず探究心についてだが、僕は好奇心が強い。
気になったものはとことん没頭する。
そして時には趣味の程度を超えたくなる瞬間がある。
ボクシングはそれを描写している。
ボクシングをやると、自分の中で決めた時からプロになれるように極めたいと思って没頭していた。
また、ヨガも同様だ。
大学の時に授業でやったヨガがスポーツの怪我予防に有効だと感じ、インストラクターになった。
音楽だってそう。
まだできてはいないが、ライブがしたくてたまらない。
ロードバイクだってレースにでたい。
しのぎを削る勝負をしたい。
どうやったら上手くなるのか。極められるのか。
僕はありがたいことに、ヨガ以外は仕事にはできていないが、好きな事に巡り会えている。
探究心とは、没頭することと似ていると思う。
だからそれは僕の強みと言えばよいのかわからないが、きっと、興味を持った仕事なら、そこで没頭する物があると信じている。
そして、もう一つの忍耐力に関してだが。
これは正直ケースバイケースだ。
探究心で述べたことの裏返しになるが、興味を持たないものについてはそこまで忍耐強くない。
バイトも、やってみて面白いと感じない物は短期でやめたことはあるし、新卒で入社した旅行会社も、すぐに辞めた(この理由についてはどこかの記事で書いたかもしれない)。
ただその中で気づいたことがある。
自分がやりがいをもって貢献している、成長している実感があまり持てないものに関しては、総じて忍耐力が低いのだろう。
逆に、成長や、やりがいを感じれる分野に関しては忍耐強さを発揮する。
そしてもう一つ、忍耐力を発揮できる条件として、自分が責任をもってそれをやるか決めたかどうかである。
言い換えればそこに軽いノリはないかどうか。
同じことでも、人生を変えたくて挑戦している人と、軽い気持ちでとりあえずやってみる人。
そこには見えない差があると思っている。
だから僕は、今まで経験したどの職業よりも過酷な、今の仕事でも耐えられた。そして、それは案外、苦には感じない。前に進んでる感覚があるからだ。
エピソードとして、大学のときの講義で苦戦したことがある。
当時、必修で英語の古典文学を学んでいたのだが、全くと言っていいほどついていけなかった。
案の定、他の日本人や、母国語が英語でない人はドロップアウトしていく人が多かった。
僕も1回目のテストの成績が悪く、正直、単位を取れるかどうか不安に感じるレベルだった。
しかし、僕は諦めなかった。
なぜなら自分でやると決めたから。
そこに活路がある限り、諦めずに続ける。
やれることは全部やった。友達を尋ねたり、日本語版の本を読んだり。情報収集に費やした。
結果、単位は取得できた。
僕は全てのことに負けるなとは言わない。
けど、自分のフィールドでは負けたくないし、諦めたくない。
そして、自分の敵は、たいてい自分である。
ボクシングも辛い、苦しい。けど、動きを止めたらもっとパンチがくる、苦しい。
足掻いてでもいい、守っているだけでは勝てない、攻める姿勢。
攻撃は最大の防御なり。
忍耐力とは、そこにその先の自分に希望を見出してるから起こるのだ。